ハワイには約75種のウニがいるといわれています。ハナウマベイではそのうちの数種類を見ることが出来ます。ハワイアンはウニを「ina」又は「手を傷つける魚」とよんでいました。
ハワイアン達は生のウニや焼いたり乾燥させたウニを食べていました。またソースや薬味を調合するときにもウニを用いていたそうです。
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シラヒゲウニ 小石や海草を背中に集める習性があることからCollector Urchinの名前がつきました。 なぜこのような習性があるのかよくわかっていませんが、強い光を嫌ってこのような行動をとるのではと考えられています。 |
Slate Pencil Urchin Heterocentrotus mammillatus punohu |
パイプウニ 裏側にある小さな5本の歯で海草の根っこの部分を食べて生活しています。 ハワイアンはこの大きな針を漂白し、宝石のように大切にしていたそうです。 |
Rock Boring Urchin Echinometra mathaei 'ina kea |
ナガウニ 直径が5pほどの大きさのナガウニは食べ物を求めて岩礁を穴を掘りながら移動します。穴が出来る理由はナガウニが出す化学的な物質による作用と、歯で珊瑚礁を削り取った結果だと言われています。棘は鋭くなく、毒はありません。 岩礁の内側でもたくさん見つけることが出来ます。針は白いものが多いのですが、薄緑色やこの写真のように少しピンクがかったものものもいます。 |
クロナガウニ Oblong Urchin Echinometra oblonga 'ina |
クロナガウニ 形や大きさは上のナガウニに似ていますが、黒い色をしていることが大きな違いです。 またナガウニが水深20M位まで分布するのに対し、クロナガウニは水深3M位の浅瀬を好みます。 撮影ポイント:D |
ヘルメットアーチン Helmet Urchin(Single Urchin) Colobocentrotus atratus 'ha'uke'uke kaupali |
ヘルメットアーチン 他のウニとは異なり、鋭い棘は持ちません。直径は8p位で、波の荒い海域を好み、写真のように波が洗う岩場で見つけることが出来ます。ハワイ名の"kaupali"には「崖にぴったりと張り付く」という意味があります。 古くから「"hale"(パイナップルのような実をつける木)の実が熟す頃、"'ha'uke'uke"'も太る」という言い伝えがあります。 撮影ポイント:E |
ロングスパインドアーチン Longspined Urchin Diadema paucispinum wana halula |
ロングスパインドアーチン よく動く長い棘が特徴で、成長すると直径が30cm位になります。この鋭い棘を使って外敵から身を守ります。 水深20Mよりも深い場所を好み、ハナウマベイの岩礁内では殆ど見かけることはありませんが、油断は禁物。もし見つけても決して触わらないようにしましょう。いたい目にあいます。 撮影ポイント:F |
トックリガンガゼモドキ Banded Urchin Echinothrix calamaris wana |
トックリガンガゼモドキ 長い棘を持つウニのうち、ハワイで最も一般的なウニです。縞模様のある長く太い棘と短く細い棘を持つのが特徴です。 白と黒の縞模様を持つものが多く、若いうちは写真のように緑色の棘も持ちます。 直径20cm位まで育ちます。 撮影ポイント:G |
ガンガゼモドキ Blue-black Urchin Echinothrix diadema wana |
ガンガゼモドキ 上のトックリガンガゼモドキに似ていますが、棘に縞模様が無く、濃い青紫色の美しい刺を持つのが特徴です。 若いうちは白と濃い緑色の縞模様の棘も持ちます。 直径20cm位まで育ちます。 |
撮影ポイント
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