ニザダイの仲間

ニザダイの仲間の多くは外敵から身を守るために尾ひれの付け根に左の写真のようなトゲを持っています。このトゲの形が外科手術の時に使う「メス」の形に似ていることから「Surgeon Fish」とも呼ばれています。実際、網にかかったニザダイを外す時にこのトゲで手を切ることがあるそうです。トゲの大きさや数、形は魚の種類によって異なります。


キイロハギ
Yellow Tang
Zebrasoma flavescens
ハワイ名lau'ipali

キイロハギ

波打ち際から少し離れたところにいます。青い海の中で黄色い魚は大変目立つので、容易にみつけられるでしょう。

約20pくらいの体長で、岩に生える海草を食べて生活しています。

2匹以上で行動することが多いようです。
撮影ポイント:
Middle


シマハギ
Convict Tang
Acanthurus triostegus
ハワイ名manini

シマハギ

ハナウマベイの中で最もよく目にする魚です。大きな群れを作って行動し、波打ち際にも沢山います。
成長すると25pくらいになります。ハワイ名ハワイ名の"manini"には「小型の」「貧弱な」といった意味があります。

食用として尊ばれ、昔の人は小さなものを塩漬けにして岩の上で干したものをおやつのように食べていたそうです。
撮影ポイント:
Easy


ミヤコテングハギ
Orange Spine Surgeonfish
Naso lituratus
ハワイ名umaumalei

ミヤコテングハギ

尾ひれの付け根にある2対のオレンジ色のトゲが印象的な魚です。

海草を食べて大体45pくらいまで成長し、オスの尾ひれの両端は細長く糸状にたなびきます。
ハワイ名 ハワイ名の"umauma"には胸、"lei"には「首輪(レイ)」という意味があります。

比較的浅いところに群れをなしています。
撮影ポイント:
Middle


ゴマニザ
White Spotted Surgeonfish
Acanthurus gluttatus
ハワイ名'api

ゴマニザ

ゴマニザは波が打ち付け、海水が攪拌され泡が出来るような場所で見かけます。

体長は25p位です。

茶の体色と白い斑点(White Spott)は保護色の役目を果たしていて、波が泡立つ岩礁では外敵の目をごまかす効果があります。
撮影ポイント:
Middle


ヒレナガハギ
Sailfin Tang
Zebrasoma veliferum
ハワイ名
mane'one'o

ヒレナガハギ

背びれと腹びれを帆(sail)のように大きく広げたり畳んだりして泳ぐことからこの名がつきました。

体長は大体25p位で、一匹で行動していることが多いようです。海底に生える海草を食べて生活しています。

左上に写っているのはクギベラ(Bird Wrasse)です。
撮影ポイント:
Middle


アカツキハギ
Achilles Tang
Acanthurus achilles
ハワイ名
Paku-ik'i

アカツキハギ

ハナウマベイの岩礁の両端で群れをなして泳いでいるところを良く見掛けます。

体長は25pくらいで、ミヤコテングハギと同じように、尾ひれの近くにオレンジ色のトゲを持っています。このトゲを使って縄張りに入ってくる魚を追い払います。

また、非常に目立つオレンジ色の模様は他の魚を驚かして追っ払う効果があります。
撮影ポイント:
Middle


オスジクロハギ
Ringtail Surgeonfish
Acanthurus blochii
ハワイ名Pualu

オスジクロハギ

目の後ろにある黄色いスポットと尾の白いラインが目印の魚です。

ニザダイの仲間ではかなり大型の部類に入り、40p位の大きさにまで育ちます。

本来沖合いを好む魚らしいのですが、餌付けをしているせいかハナウマベイではリーフの内側でよく見掛けます。
撮影ポイント:
Easy


クロハギ
Yellowfin Surgeonfish
Acanthurus xanthopterus
ハワイ名Pualu

クロハギ

上のオスジクロハギに非常に良く似ていますが、オスジクロハギが胸鰭が黒いのに対し、クロハギは黄色いことから見分けることが出来ます。

糸状の藻類を砂と一緒に食べ、35cm位まで育ちます。ハナウマベイではオスジクロハギと一緒にリーフの内側を泳いでいる姿をよく目にします。

撮影ポイント:H
Easy


ナガニザ
Lavender Tang
Acanthurus nigrofuscus
ハワイ名ma'i'i'i

ナガニザ

尾ひれがラベンダー色をしているので「Lavender Tang」の名前が付きました。尾ひれの付け根の黒いスポットと白い棘が目印です。顔には橙色の斑点があります。

浅瀬を好み、シマハギと一緒に大きな群れをつくることがあります。20cmくらいの大きさまで育ちます。ハワイ名ハワイ名の"ma'i'i'i"には「小さい」という意味があります。
撮影ポイント:I
Middle


ブルーラインドサージョンフィッシュ
Bluelined Surgeonfish
Acanthurus nigroris
ハワイ名maiko

ブルーラインドサージョンフィッシュ

ハナウマベイの浅瀬でよく見掛けます。
尾ひれの付け根の上下にある2つの黒いスポットと細かな青色の模様が目印です。顔の周りにはオレンジのラインが入ります。

25p位の大きさです。写真では灰色をしていますが瞬時にして黒色に身体の色を変化させることができます。
撮影ポイント:J
Easy


ゴールドリングサージョンフィッシュ
Goldring Surgeonfish
Ctenochaetus strigosus
ハワイ名kole

ゴールドリングサージョンフィッシュ

目の周りの金色のリングが名前の由来です。
浅瀬からかなり深い海域でも見ることができます。
18p位の大きさで、海草や小動物食べて生活しています。

ハワイアンには魔術師が災難をもたらすのを避けるために、家の東側の柱の下に「コレ」を埋めるという風習がありました。
撮影ポイント:K
Easy


ツマリテングハギ
Spotted Unicornfish
Naso brevirostris
ハワイ名kala lolo

ツマリテングハギ

口の上にある角の様な突起と尾ひれにある黒い点が印象的な魚です。通常は海底で群れているので出会うことは少ないのですが、たまに浅瀬にもやってきます。

若い時には藻を食べ、角はありません。成長すると70cm位の大きさまで育ち、動物性プランクトンを食べるようになります。
ハワイ名 ハワイ名の"kala"には「棘」、"lolo"には「怠惰な」という意味があります。
撮影ポイント:L
Lucky


モンツキハギ
Orangeband Surgeonfish
Acanthurus olivaceus
ハワイ名na'ena'e

モンツキハギ

オレンジ色のラインが印象的な魚です。下が砂地の海域を好み、群れを作って行動します。体色は通常オリーブ色をしていますが、瞬時に黒色に変えることが出来ます。幼少の時には全身が黄色で、キイロハギに良く似ています。

藻類を食べ35cm位まで育ちます。消化の為に藻と一緒に多量の砂も飲み込むのも特徴の一つです。

撮影ポイント:M
Middle


スジクロハギ
Whitebar Surgeonfish
Acanthurus leucopareius
ハワイ名maikoiko

スジクロハギ

シマハギ(右上)と大変仲の良い魚で、群れを作って一緒に餌を探している姿をよく見かけます。
ゴマニザと良く似ていますが身体に目立つ白いスポットが無いことで簡単に見分けることが出来ます。
浅瀬を好み、岩の上に生えた藻類を食べ25cm位まで育ちます。他のニザダイと異なり美味とされています。
撮影ポイント:N
Easy

撮影ポイント

                   
                   
                   
                   
            M L

CDF

  N      I AE        
     

JK

BH          
                   
                   
                   

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