ライセンスを取ろう!

体験ダイビングですっかり海の中にはまってしまったハナウマボーイ。ハナウマベイで3回ほど体験ダイビングを経験したある日、泰造さんに、

「ハナウマボーイさん、ライセンスを取ってもっと沖まで行ってみまへんか?」

と誘われました。いやはや、ダイビングのライセンスなんてそんなゼイタクな!と最初は思ったのですが、ライセンスを取ればハナウマベイのもっと沖の深い所まで行けます。
「もっとハナウマベイやハワイの色々な海の中を覗いてみたい!」という強い想いにグググッと引っ張られ、思わずライセンスを取得しました。

ライセンス取得の流れ(PADIのCカード・オープンウォーターコース)
ライセンス取得の標準的なコースは3日間。
1日目:学科+プール講習(全日07:30〜17:00)
2日目:海洋講習(半日:07:30〜14:00)
3日目:海洋講習(半日:07:30〜14:00)
海洋実習4本のダイビング、ライセンスの申請料、税金など全部込みで一人$500です
※料金は取材当時のものです。ご承知おきください。
これ以上一切かからないのでとっても安心。ダイビング機材の押し売りなんて一切なし!全てレンタル機材でバッチリライセンスが取れます。(もちろん、ハワイではダイビングの機材が安く手に入るので希望すればオススメのショップを紹介してくれます。)
講習に関してさらに詳しく知りたい方はパシフィックアイランドスキューバーさんのHPをどうぞ。

ということで、ライセンスはどうすると取れるのか、その様子をレポートしまーす。

学科講習
学科講習の会場はワイキキから15分くらいのカハラ地区にある泰造さんの家です。

ベランダから太平洋が一望出来る好ロケーション。右手にはダイヤモンドヘッドも見えます。冬場にはクジラが見えることも。日本の雑誌でも紹介されたことある、素敵な家です。

手前に写っているプールの中にはイルカのタイル絵があるので探してみてください。まるで本当に泳いでいるみたいでしょ?
写真は泰造師匠とマスコット犬のサニー君(手前)、取材に協力してくれた4人の生徒さん達です。

予定表では学科講習をやった後、プールで講習となってます。が、よっぽど水の中が怖いといった人でなければ、午前中に呼吸法や用具の扱い方などの講習を兼ねて体験ダイビングした後、午後から学科講習をするそうです。

泰造師匠曰く、一度ダイビングを体験してから学科講習に入った方が理解が深まるそうな。ハナウマボーイもそう思います。ダイビングを一回余計にできてちょっと得した気分^^;

学科講習はこんな感じです。講習はビデオとテキストを使って進められます。教材は全て日本語で書かれているので安心。

少人数制なので理解の進み度合いに応じたきめ細かな授業が特色で、分からないままどんどん進んでいってしまうといった事はありません。また、時間割もその人の滞在スケジュールに合わせて柔軟に調整してくれます。

「休憩したくなったら何時でも言ってくださいね。冷たい飲み物もありまっせ!」

講習で使うPADIのテキストはこんな感じです。昔のテキストとは違い、カラーです。絵が多くてとても分かり易い!勉強がキライな人でも大丈夫。

このページは海流について説明している章です。左ページの下の図は「リップカレント」と呼ばれている岩礁の切れ目に発生する潮の流れを解説したもの。「Let’シュノーケル」のコーナーでも紹介している、ハナウマベイに発生する潮の流れですね。
このようにダイビングの講習ではシュノーケリングにも必要な知識も身に付けることが出来ます。

「ここ、大切ですからマーキングしてくださいね〜」といった具合にポイントを絞って講習は進められます。

 
海洋講習
海洋講習はこんな感じです。
講習は月、水、木、金曜日はハナウマベイ、その他の曜日やハナウマベイの状態が良く無い時はププケアビーチ(ノースショア)、カヘポイント(西海岸)、マジックアイランド(ワイキキ)、ハロナコーブ(ハナウマベイのすぐ横)など、状態の良い海を選んで行います。

講習では用具の扱い方から始まり、呼吸法・潜行・浮上・浮力の調整・緊急時の対処方法など、安全にダイビングを楽しむのに必要なスキルを、学科講習の内容を振り返りながら一通り練習していきます。
左の写真は緊急浮上の練習をしているところ。海面を見上げ、片手を挙げて「アー」と息を吐きながら浮上するのがポイントです。海洋講習の後半で練習します。

これは何かの拍子に海中でマスクが外れてしまった時を想定した練習です。マスクを付けた後、中に入った水を抜く方法をマスターします。

マスクの上端を手で押さえ、ちょっと上を向いて鼻から息を「ス〜ッ」と吐くとあら不思議、マスクから水が出て行きます。

黄色い帽子を被ってマスク装着を手伝っているのが泰造さんです。

全ての海洋講習を終えて記念写真をパチリ。

海洋講習と言ってもずっと講習をしている訳ではなく、ダイビングを楽しみながら要所で実習を行い、いつのまにかライセンスが取れてしまうといった感じです。

この後、筆記試験を受けて、これに合格すると晴れてダイバーの仲間入り。2週間後には写真入りのダイビングライセンスが日本に届きます。

【ライセンスを取得して】
最初は「ダイビングってお金がかかるよね。機材とかも買わないといけないし...」
と思っていたのですが、ライセンスを取ってみて分かったのですが、ダイビングはあまりお金がかかりません。ハナウマボーイは機材なんてなーんにも持っていませんが(本当)それでもダイビングはバッチリ楽しめちゃいます。

ライセンスを取って良かったなと思うのは、やっぱり「色々な生き物に出会える」って事しょうか。シュノーケリングでは出会えないような深いところにいる魚にも遭えますし、青い海の底はとても幻想的です。

という事で、シュノーケリング大好きという方にもライセンス取得はぜひオススメ。このライセンスを取っておけば世界中の海で色々な生き物達と出会うことが出来ますし、シュノーケリングのスキルアップにも役立ちますしね。

さ、肩の力を抜いてライセンスにチャレンジしましょ!