ハナウマベイには見逃せない名所があります。それは「トイレットボール」「パイ・オロオル岬」「ウイッチーズブルー」。ロコ達の間では知らない人はいないほど有名なポイントなのに日本で売っているガイドブックには殆ど載っていません。
これといった看板がある訳でもないので、日本人はあまり見掛けません。
何回もハナウマベイに行ったことがある人でも気がつかない人も多いのでは。
トイレットボール (現在閉鎖中) |
トイレットボール(Toilet Bowl)はお椀のようになった天然のプールです。「Queen's
Bath(女王様のお風呂)」とも呼ばれています。 波の作用で水面が1M以上も上下することからこの名前がつけられました。仕組みはハナウマベイとサンデービーチの間にある「ハロナ潮吹き穴」と同じで、外の海と小さなトンネルで繋がっていてます。 トイレット・ボールは愛称で、この岬(みさき)一帯はペレア・ポイント(Palea Point)と呼ばれています。ちなみにハワイ語のPaleaには「守る」という意味があり、文字通りハナウマベイを強い波から守っています。 波の強い時は怪我人が出る時もあるのでご注意を。また、周りの岩は苔に覆われていて大変滑りやすく、油断するとすっ転びます。 |
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トイレットボールのすぐ脇の入り江はハナウマボーイお気に入りのシュノーケリングスポットの一つです。深く落ち込む入り江の壁には珊瑚が沢山成長しています。
ハナウマベイの波打ち際では目にすることが出来ない大きなウニや魚も目にすることが出来ます。 深さは大体6〜10M位ありますので、シュノーケリングの腕に覚えのある方のみどうぞ。 |
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トイレットボールの傍らのちょっとした砂地。これがとっても不思議。日陰ではただの緑がかった砂ですが、日光の下ではまるで宝石のようにピカピカ光ります。 実はこの砂、8月の誕生石「ペリドット」の名でも知られ橄欖(かんらん)石が主成分。「オリビンサンド(olivine sand)」と呼ばれる、緑色の透明な砂粒です。風化した岩が波の作用で比重の違いによって選り分けられた結果です。まさに自然の神秘。ハワイ島南端にある有名な「グリーンサンドビーチ」もこれと同じ仕組みです。 8月生まれの人は寝そべると幸せになれるかも。^^; (持って帰っちゃダメよ) |
How to Go |
STEP1 ビーチをココヘッドの方(左手)に向ってどんどん歩いていきます。 ビーチの左端には写真のようなゲートがあります。ここから15分ほど波打ち際に沿って行った先がトイレットボールです。この先は岩場になるので履き物をお忘れなく。海が荒れ模様の時にはこのゲートは閉められてしまいます。 ※2002年1月〜現在 落石危険箇所があるため、ハワイ州の指示によりゲート閉鎖中です。 |
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STEP2 (岩のアーチ) 2分位歩くと岩のアーチが表れます。地元の人たちの間にはその昔、ある貪欲な漁師がお気に入りの釣り場へ簡単に行けるようにダイナマイトを使って開けた穴だという噂話が残っています。この辺りには小さな水溜まりが出来ていています。注意して見るとこの中にも色々な生物が暮らしています。 この先はちょっとの間岩場が続きます。 |
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STEP3 (息をする不思議な岩) アーチを超えてすぐのところにこんな岩があります。耳を澄ますと |
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STEP4 さらに10分ほど歩くと入り江が見えてきます。トイレットボールはこの入り江の突き当たりにあります。 |
パイ・オロオル岬 |
パイ・オロオル(Pai'olo'olu)岬はペレア・ポイントの反対側にある岬です。「ヒヒの鼻」や「トカゲの頭」の愛称でも親しまれています。
言われてみれば確かにヒヒの横顔にそっくりです。でも、最初に思いついた人も凄い! これを知っていればかなりの達人。ガイドブックにも載ってないので友達に「エッヘン!」と自慢しちゃいましょう。 |
ウイッチーズブルー (現在閉鎖中) |
ウィッチーズブルー(Witches Brew)は海流の作用でいつもゴミが漂っている一角のことです。ある種の大型の魚はこのゴミの下を好んで泳ぐそうです。
まるで「魔女が毒薬を作る大釜」のように、木片や漁具、サンダルなど、色々なものが波間に漂っていることからこの名前がつきました。
STEP1 ビーチをココヘッドとは反対の方(右手)に向ってどんどん歩いていきます。 ビーチの右端には写真のようなゲートがあります。ここから4分ほど波打ち際に沿って行った先がウイッチーズブルーです。この先は岩場になるので履き物をお忘れなく。 ※2002年1月〜現在 落石危険箇所があるため、ハワイ州の指示によりゲート閉鎖中です。 |
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STEP2 1分位歩くと左のような看板があります。「岩が落っこってくるから気をつけろ」と書いてあります。そんな事言われても... ^_^; |